「裸のオヤジにひざまくら」その4
オヤジは「んだらめら○*#$ЩЭ・・・ムニャムニャ・・・」
眠りはじまったではありませんか!?
こりゃ、ラッキー!!
「今のうちに警察呼んでくるよ」
とA氏は警備室へ
とりあえず、ひと安心かとは思ったが、ここはまだ出入り口付近
(あー、もう少し目立たない場所に移動しないと・・・)
「おー!今警察に連絡したから。すぐに来るみたいだぞ」
「Aさん、ここじゃ目立つからまずいでしょ」
「そうだな・・・」
と重い空気の中、意を決して
「お父さん!風邪引くから、起きてね!」
と体を揺らすわたし
オヤジは、目をパチっと開いて、
「おらー!○*#$ЩЭ・・・」
と再び叫びはじまった
でも体は起き上がれない
地面の上で手足をなんとなくバタつかせているだけの酔拳の達人だ
わたしとA氏は、また無理やり左右からオヤジの両腕を持ち上げ、起き上がらせて、暴れるオヤジをちょっと小石が散らばっているビルのかげの石畳へと連れて行った
「ヨイショ!」っとまたオヤジを横にしようとした時である
「オリャリャ○*#$ЩЭ!!」
とひと騒ぎしたオヤジの足がもつれて私に向かって倒れてきた!
ドスン!!
そのままオヤジとわたしは一緒に、変な体勢で倒れてしまった・・・
オヤジは、横に倒れると
「ひちゃぺん○*#$ЩЭZZZZZ・・・」
と寝てしまった
(こんな横に倒すと眠る赤ちゃん人形あったな・・・)
なんて思い出し笑いをしている場合じゃない私
「オーマイガーッ!!」