「警備員の独り言」その1
立硝(その場監視で立つこと)って、人間鑑賞にはもってこいの仕事です
ただ(無料)でいろんな人間を観察できます
普段着で同じ場所に立ってジーっと人間観察してたらあやしい人でしょ?
でも警備員のかっこうしてたら、怪しくないんです
仕事だからね!
ホントにいろんな人がいます
たとえば、雨の日
みなさん傘をさしてビルにやってきます
・ 玄関先で濡れた傘を振って水を落としてからビル内に入ってくる(拍手~!パ
チパチ・・・)
・ ビルの中に入って、マットの上で傘を振る(まーいいでしょ・・・)
・ そのまま水を切らないで傘をたたんで入ってくる(うーん・・・床が濡れちゃ
う・・・)
・ 傘をさしたままビルに入ってくる(おかしいでしょ?)
・ わざわざマットを通り過ぎて、ロビーの石張りの床の上で傘を振って、ベチャ
ベチャにする(石張りの床は濡れるとすべって危ないんです。だから、清掃のおば
ちゃん達が一生懸命モップを暇なしかけているんですけど・・・)
・ そのままたたんで、床の上を引きずって歩く(お絵かきしたいの?)
・ 自転車に乗ったまま傘をさしてビル内に乗り込んでくる(あのー・・・)
それから、トイレの場所をよく聞かれます
お客「すいません。トイレはどこですか?」
私「あちらです」とトイレの方向に腕を伸ばして手のひらで指し示す
お客「ありがとうございます」と、軽く会釈する
これって、普通ですよね?
普通じゃないのかな?
私が、「普通」と思っているこのパターンの流れが思ったより少ないんです
この「普通」と思っているパターンに多いのが、意外と10代、20代のチャラチャ
ラした格好のお兄ちゃん、お姉ちゃん(礼儀正しい若者が多いのは嬉しい!)
あとお年寄りの方々
よくあるパターンは
お客「すいません。トイレはどこですか?」
私「あちらです」とトイレの方向に腕を伸ばして手のひらで指し示す
お客「・・・」と、無言で行く
最初はムッとしましたけど、もう慣れちゃいました
だってこっちの方が「普通」なんですから・・・
ひどいのになると
立っている後ろからいきなり
「トイレ!!」
私がビックリして、後ろを振り返って
「はい?」
と聞くと
チっと舌打ちして(何回も言わせるなよ!)と言わんばかりに「トイレ!!」
(あらら・・・随分と不幸を背負ってると思い込んでる人が来たね~・・・)
これは私の勝手な思い込みですけど、こういった、いつでも怒っているような人は
、
「劣等感の塊」「不幸を背負っていると思い込んでいる」人間だと思うんですね
私の周りにもいますけど、特徴として「いつも怒ってる」「不満だらけ」「自分の
不幸はすべて他人のせい」など
まー、私のような変な人間は、考えることが好き?なので
「嫌なこと」=「他人のせい」(怒って終わり)にしちゃうと、そこで思考が止ま
っちゃうでしょ?だから
「嫌なこと」→A「自分はどうすれば楽しくできる?」→B(やってみる)→AとB
の繰り返し
で、自分の中で「よし」と思うところで終わり、もしくは別の「よし」もさがす
で、どれだけ楽しくできるか、遊んでいます
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