「携帯おばちゃん」その3
それで、とりあえずこの場は
「明日の昼頃までに連絡ください」
ということで収めた
もちろんトイレは使用禁止のまま
(相手は携帯がないから、こちらから連絡とれないの・・・)
翌日、私は明け番で09:00までの勤務
おばちゃんから連絡はこなかったので、警備隊長には詳細を説明して(おまかせ~ )で帰宅した
そしてまた翌日
隊長から聞いた話では
ビル側から
「お金はいただかなくていいですから」
と言われたそうで、至急配管屋を手配して、予想通り、落とした携帯は流れずにす ぐ取れるところで引っかかっていたそうだ
そして、トイレを開放して、おばちゃんからの連絡を待っていたが、一向に連絡なし
ようやく夕方になってから連絡があったそうだ
〈トイレを使用禁止にしているのを分かっているはずなのに、ビル側のことなんか まるっきり考えてないんですねー・・・ホント、『自分のことだけ』なんです ねー。
『20時間ほどあなたのおかげでトイレが使用できませんでしたので、2万円いただ きます』なんて言ったら面白かったろうなー、なんて嫌味まで考えちゃいます。( ハハハ・・・)〉
なんで、そんな意地悪なことまで考えちゃうかというと、
電話口で警備隊長に開口一番「お金」の話をされたそうだ
しかも、話は大きく盛られて、
『お宅の警備員に金払え!って脅された!!』って言ってたそうだ
(-_-♯)チッ・・・
まぁ、隊長は、私がそんなこと言うわけがないと分かっているので「あぁ、そうで すか・・・」と聞いていたそうだが・・・
隊長が
「お金は結構ですから、携帯だけ受け取りに来てください」
と言ったところ、鬼だったような声がコロリと変わって
「あらー、そうなんですかぁー、今からそちらへ伺います~」
と、猫なで声になり、隊長もあきれてしまったとの事
そして、携帯を受け取りに来たときは、申し訳なさそうにしていたそうだ
私が隊長に
「そのときまた、お金の話をしたら、きっと鬼に変身しましたよ!」
と言ったら
「そうだろうなぁー、電話でのあの変わり様はすごかったからなぁー。さすがに冗 談でも言う勇気はなかったぞ!ハハハ・・・」
という事だったんですが、おばちゃんに「お金の話は禁句」を学んだ事件でした・
・・
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