「強力!ネコおばちゃん!!」その1
他の施設警備に従事している人なら分かると思います
各管理している建物の「警備員だけ」の間で有名になる人物がいます
なぜ有名になるのか?
それは用事もないのに毎日のように出勤?してくるからなのです
立硝中、モニターで、毎度毎度同じ顔の人間が登場してくれば、そりゃ「警備員だけ」の間でも有名になっちゃいますよね
その中の一人のお話
前回もちょっとふれたネコおばちゃんです
毎朝、必ず自宅から、ゴミとなったプラスチックトレーを持ってきて、ネコ達にごはんをあげるおばちゃん
毎朝持ってきては、決して片付けない
一度、試しにと、持ってきたトレーを片付けないで次の日まで置いておいた
(さー、おばちゃん、どうする?)と思っていたら
前日置いたトレーの脇に新しく持ってきたトレーを並べて置いて、新しいトレーにごはんを入れた
そして、そのまま去って行った・・・
また次の日
24時間交代勤務だから、
「トレー2つあるけど、ちょっとそのままにしておいて様子見てね」
と帰り、次の日の朝見てみると、トレーは3つに増えていた
(片付ける気はまったくないんだ・・・)
だから、トレーの片付けをするのは、いつも警備員・・・
トレーだけならまだいい
雨の日は、壊れた傘が置いてある(ネコが濡れないようにだね)
寒い日はダンボール箱が置いてある(ネコが寒くないようにだね)
そこはビルの敷地で、私有地だ
でも、おばちゃんはそんなこと知ったこっちゃない
「ネコは私が育ててる」=「ネコのいる土地」=「自分の土地」=「何してもいい」
というような公式がおばちゃんの頭の中にあるようだ
ある日から、ビルの中に堂々と入ってきて、湯沸し室から勝手にペットボトルに水を汲んでネコに与えるようになった
本来なら「水の窃盗犯」
以前、携帯に充電するために「電気ドロボウ」が話題になったでしょ?
あれの水バージョン
まあ、通常なら、それくらいは大目にみますよ
でも、今までさんざんゴミを散らかして、片付けないおばちゃんにイライラをつのらせていた警備員達
家で使っていて壊れたのか、どっかのゴミ置き場から拾ってきたのか分からない骨の折れた傘を片付け
または雨を吸って重くなったぐちゃぐちゃのダンボール箱を片付け
風の強い日は、飛ばされたトレーやらネコのえさを片付け・・・
そんなことが続いて、イライラも頂点に達した一人の警備員がおばちゃんにアタック!!
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