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軽微な日常

警備員の日常から、思うこと、気になったことなど、いろいろ綴っていきたいと思います。よろしくお願いします!

「強力!ネコおばちゃん!!」その2

「ビルの水を勝手に持っていかないでください!!」

 


そう言うと、おばちゃん逆ギレ!!

 


「私はね!ネコに水をやってるのよ!ネコに水やっちゃ悪いっていうの?!あんなに可愛いネコなのに、水もやらなきゃカワイソウじゃないの!!私は毎朝ご飯もやってるのよ!・・・・・・・・・・・」


延々と話は続く・・・


(どこで息継ぎしてるんだ?)


そう思うくらい、すさまじい勢いで話の間に入っていくことができないアタック警備員


あぁぁぁぁぁぁ・・・・


もう30分は経っている・・・


そして、とうとうおばちゃんが伝家の宝刀を抜いたー!!!

 

それは・・・

 

 

 

 


泣く!泣く!!ひたすら泣く!!!


ネコがカワイソウだと泣く・・・


あわわわわ・・・・


アタック警備員の方が泣きそうだ・・・

 


実際、みんなネコが嫌いってわけじゃないんですよ


私もネコ飼ってます


ただ、「ボンネット足跡事件」とか「う○ちの臭いがビルの中まで臭ってくるクレーム」とか、結構

いろんなクレームがありまして、一度ビルのオーナーサイドから

 


「保健所に連絡して持って行ってもらえ!!」


という命令が下ったんですが、さすがにそれはカワイソウだということで、その命令を無視した


ということもあったんです


おばちゃんは


「私だけがネコの味方!他の人は何もしないでネコがカワイソウ!」


話の内容はそれだけなんですが、それだけの内容を延々と繰り返す


泣きながら・・・


ある意味すごいですよねー


ただそれだけの内容を下手すら一日中語れるんですよ!


わしにはできない芸当ですもんねー、それだけの内容だったら、話しても3分が限度ですね

 


結局は


「とにかく、ビルのオーナーサイドから了解をもらえればいいですから」


ということになったはずなのだが、おばちゃんはおさまらない


立硝中の警備員をつかまえては、同じ話を繰り返していた・・・

 


それから3ヶ月・・・


おばちゃんは現れなくなった・・・


飽きちゃったのか、他の場所のネコにごはんをあげてるのかは分からないけど

 

それでもネコ達は元気にやっていたよ!

 

 

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