「僕は病気なんです」その1
私、怒ったり、怒鳴ったりするのがキライなんです
だって、嫌な気分がずーっと残ってしまうから・・・
それでも、思わずつい、カーっとなって怒鳴っちゃうことが年に1,2回あっちゃたりします
そんな、怒鳴っちゃったときのおはなしです
私がいつものように、いつもの場所で立硝中のときでした
私の横を一人の若者がスーっと横切っていきました
歩き方も普通
身なりも普通
でも、(なんかおかしいかも・・・)
私の直感がそう言った
ジーッと見ていると取っ手が付いているガラス戸を、靴の底で蹴るように押し開けて出て行った
よく荷物を持っていて、両手がふさがっている人が、足でドアを押して出て行く
その光景も、見ていて気持ちのいいものではない
普通の人は、両手が塞がっているときは、肩で押して行くのだから
わざわざ、自分の足跡をつけるように、足でドアを押し開けて行く人を見ると、(お客さんの所でもそうやってるんだろうか?)なんて思ってしまう
問題はその若者なのだが、両手はジャンバーのポケットの中
両手が使えるはずなのに、足で押し開けて出て行った
(やっぱり、なんかおかしいやつだ・・・)
そして、トイレのある方向へ向かった
(ちょっと、様子を見に行ってみようかな)
と思ったのもつかの間
ドンッ!バンッ!ガシャン!『オラー!!ちくしょー!』
何だ!?私はすぐさま駆けつけた
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