「携帯おばちゃん」その1
ある夜
21:00頃のお話
私が受付に座っていたいたとき
「あのー、すいません」
と、一人のおばちゃんが、申し訳なさそうにやってきた
「どうしました?」
「トイレに携帯落としてしまって、そのまま流れていってしまったんですけど、ど
うしたらいいでしょうか?」
「あぁ・・・、すっかり流れちゃったんですか?ストラップの先とか見えてないで
すか?」
「はい、すっかり流れてしまって見えなくなってしまいました」
トイレの詰まりはたまにあります
オーソドックスには、う○ち under the 大量のトイレットペーパー
清掃のおばちゃん達が帰ったあとは、当然我々警備員が後始末の係りとなります
名前はいまだによく分かりませんが、棒の先に半円のゴムのついたやつで、キャポ
キャポして流します
そして、たまにキャポキャポしても流れない場合があるんです
そのときは、出入りの配管屋さんの出番
トイレを使用禁止にしておいて、あとはおまかせ
そんな時は、だいたいボールペンがひっかかっていたり、トイレットペーパーの芯
がひっかかっていたりします
だいたい、落とした人は報告に来ませんね
トイレットペーパーの芯の場合は、わざとやる人が多いんですね
トイレットペーパーをそのままホルダーから出して流したりとか
いろんな人がいますね
まぁ、落としたボールペンを報告に来ても、拾ってもらって
「はい、どうぞ!」(ニヤリ)
と返されても、そりゃ嫌ですもんね!
ただ、携帯となると、話は別
「とりあえず、行って見ますので、どこですか?」
と、キャポキャポを片手にトイレに向かった
「このトイレです」
と、言われた便器を一生懸命キャポキャポした
「うーん・・出てくる気配はないですねぇ・・・途中で引っかかっているか、ずー
っと流れて行ってしまったか・・・このままここを使用禁止にしておいて、明日、
配管屋を呼んでみます」
そして次に言ったセリフが、言うか言うまいか、ちょっと悩んだんですが、言わな
きゃよかった・・・・・あぁー・・・<(ToT)>
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