「本当に財産くれるの?」その4
ようやくトイレから出てきたお婆さん
再びお話が始まる・・・
ウソかホントか分からないけど、どうやらこのお婆さん、この近くの土地をかなり持っているらしい
登記名義はすべて自分だと言っている
その財産の相続権は、自分には子供がいなくて、弟にあるという
でも、弟とは仲が悪く、譲りたくない
と、こんな内容だった
そしてついに出た!あのセリフ!
「あんた、こんなバーさんの話を聞いてくれていい人だねー。私の財産、全部とはいわないけど、あ
んたにやるよ」
(ついにきたーーーーーーー!!!!
あの辺の土地なら、税務署に行って路線価調べればだいたい分かるだろうけど、今なら坪単価60~80
万円くらいか?
何坪持っているか知らないけど、うん10億円・・・いやいや、うん100億円か!?
口約束も法的には有効なんだよ!
ふふふふふ・・・・・)
なんてことを考えながら、
「まぁ、お婆さん、今日は疲れただろうから、気をつけて帰ってくださいね!」
と、笑顔で見送った
お婆さんは、寂しそうにしながらトボトボと家路に着いた
そして、その翌日・・・
風邪をひいて寝込んでしまった私がいた
それからそのお婆さんは二度と現れない・・・
まぁ、一瞬でもいい夢を見させてもらったからいいか!
うん、ヨカッタヨカッタ!
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