郵便受けにて
まぁ、どこのビルでもそうだと思いますが、郵便受けには
「チラシ等の投函はお断りします」
と明記されていると思います
断りなく投函している人を見つけた場合はすぐにお断りするのですが、うちのビルは、郵便受けがちょっと死角にあるので、見つけたときはだいたい大半を入れ終わっています(悲)
入れられてしまったチラシは回収しなければなりません
もちろん入れられてしまったのを分からない場合も多々あります
100以上ある郵便受けのチラシを回収するのは一苦労なんですよ
郵便受けをひとつひとつダイアルを回して番号を合わせて、ロックをはずして回収しなければならないんですから・・・
さて、とある日
一生懸命に名刺の倍くらいの大きさであろうか、チラシらしきものを投函している男をみつけた
年の頃は50歳くらい
白髪交じりの中肉中背、私服を着たふつうのおじさんだ
(お店の宣伝チラシのようではないね・・)
「すいません、こちらに書いてある通りここに勝手に投函できないんですよ」
そう言うと
「なんだい!別にいいじゃないか!こんなもの好きな人も中にはいるかもしれないじゃないか!!」
「はい?」(このおじさん、何を言ってるんだろう???ものすごい勢いで怒ってくるけど、なんなの?『こんなもの』って?)
「こんなもの好きな人のことを考えたことはないのか!バカにするんじゃないよ!!」
「はぁ・・・えーっと・・・何のことだか分かりませんが、投函したチラシは回収しますので、持ち帰ってください」
そう言うと
「持ち帰らねーよ!!入れてたっていいじゃねーか!」
と、ブツブツ文句を言いながら帰っていった
(回収しなきゃないのか・・・面倒だな・・・でも、なんのチラシだ?)
そう思って回収したチラシには・・・
『金星人の○○○○○(難しい名前だったので覚えてません)が78年ぶりに地球にやってきます。
○月○日 場所:○○
皆さんお誘いの上、金星人○○○○○を囲んで楽しいひと時を過ごしましょう!』
なる内容が書いてあった
(あらら・・・・・おじさん自信が「こんなの」呼ばわりしてるようじゃねー・・・)
確かに「こんなの」であった
おじさん、大正解!!
以上、金星人のお友達?のおじさんとお話できた日のお話でした(チャンチャン)
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