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軽微な日常

警備員の日常から、思うこと、気になったことなど、いろいろ綴っていきたいと思います。よろしくお願いします!

「夜間対応(ヤンキー編)」その1

当ビルには、来客、荷物搬出入用の駐車場が地下1階にある


しかし、繁華街にあるビルのため、当ビルに関係のない車もよく駐車する


こちらとしては、いちいち入庫する車に


「どちらにいらっしゃった方ですか?」


なんて聞けない


だって、契約車も200台以上はあるので、いちいちテナントの人に聞いちゃったりしたら


「何回も同じこと言わせるな!いい加減覚えろ!」


って怒られちゃいます(涙)


それに今はテナントの方々も転勤の入れ替わりの時期


3000人はいるであろうテナントの入れ替わる人の顔なんかいちいち覚えられるわけがない


そんな記憶力があれば、きっとお偉い学者さんかなんかになっているだろう


ということなので、こちらとしてはどこに来たお客かわからないので、入出庫は自由なんです


だから、


「商店街のサービス券もらったんだけど、ここじゃ使えないの?」


というクレームに近い質問もよくあるんです


(入庫時の看板には『当ビルに御用のない方の駐車はご遠慮願います』って書いてあるのになぁ・・・)


などとは言えない


「申し訳ありませんが、こちらでは使用できないんですよ」


と答えます


「看板に書いてあるのに、入ってくるとき見てないの?」


なんて言ったら、


「あんな小さい文字なんか見えるわけないでしょ!!」


と、言われちゃう


確かに小っちゃい字なの・・・


それに、おばちゃん相手では、今までの経験上・・・あーーーーーー怖い怖い(ブルブル)


だからといって、看板の上に大きく貼り出してもあまり効果はないんですけどね(悲)




夜間は、外部からの進入を防ぐために駐車場の出入り口シャッターは下ろします


したがって、夜間ビルに入るには警備室前の通用口から特殊な方法でしか入館できません


当ビルのテナントの人間でさえも、その特殊な方法を知らなければ、入館できません


その方法を知らず、どうしても入館したい人は、夜間何時であろうと、そのテナントの責任者に連絡をして、確認がとれてから、夜間の入館用紙に記入してもらって、ようやく入館できるという徹底ぶりなのです


どこかの現場でか、顔見知りのテナントの人だからとフリーパスで通したら、その人は会社をクビになった人で、社内のものを盗んでいったという事件があったそうです


そんなことがあるから、誰であろうと簡単に入館はできない




さて、とある日の深夜


駐車場入り口のチャイムが鳴った


「ピンポーン」











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